穏やかな時期が、希望をリセットしてしまう理由
出来事のあとに訪れる安堵は、「本当の関係はこの良い姿で、悪い部分は例外」という証拠のように感じられることがあります。けれど実際には、その逆であることが多いのです。良い姿があるからこそ、悪い姿に耐えられてしまうのです。
緊張が高まる時期は、あとから軽く思い返されがち
腫れ物に触るような気づかい、慎重な言葉選び、相手の機嫌を取ること。こうしたものは、サイクルの一段階として捉えられず、「ただ気をつけていただけ」と記憶されがちです。それが、パターン全体を見えにくくしています。
和解の時期が、これほど説得力を持つ理由
この時期の謝罪や愛情、約束は、その瞬間には本心から出ていることも多いものです。だからといって、再び緊張が高まり始めたときに何が起こるかを、確かに予測できるわけではありません。
サイクルが次第に短くなっていくということ
何も介入がなければ、サイクルは短くなっていくことがよくあります。出来事の間隔は短くなり、和解も説得力を失っていきます。その中で暮らす本人にとって、ようやくパターンを否定できなくなるきっかけは、こうした細かな変化であることが少なくありません。
これは虐待的な関係で見られる認知されたパターンであり、あらゆる関係の不調にあてはまるわけではありません。見分けるポイントは、出来事に本当の害や恐怖が伴い、それがサイクルとして繰り返されているかどうかです。DV相談窓口では、今の関係がどのあたりにあるのかを、安全に、秘密を守ったうえで一緒に考えてもらえます。
4つの段階を一般論として知ることは役に立ちます。ただ、より難しく、より役に立つのは、関係の歴史全体ではなく、今日この時点で、自分がサイクルのどこにいるのかを整理してみることです。 OLENRIで、今の段階を整理する