不安型と回避型の罠

不安型と回避型の罠:この二つのタイプが引き合ってしまう理由

不安型と回避型の愛着スタイルは、偶然ぶつかるわけではありません。それぞれの行動が、相手のいちばん深い恐れを刺激するようにできています。この「罠」の仕組みを解説します。

不安型と回避型の罠は、自分で強めあってしまう悪循環です。不安型のパートナーの行動(安心を求める、近づこうとする、何度も連絡する)が、回避型のパートナーには息苦しく感じられて距離を取らせます。するとその距離が、不安型の「見捨てられる」という恐れを裏づけてしまい、さらに追いかけたくなります。どちらも悪気があるわけではなく、これまでうまくいった唯一の方法で、昔からの恐れに反応しているだけなのです。

なぜこんなに強く惹かれ合うのか

追う、離れるというリズムは、本物の高揚と落ち込みを生みます。近づいたあとに距離ができると、喪失のように感じられます。その強烈さは情熱と間違われやすいのですが、実際には、不規則に与えられる報酬に神経系が反応しているだけのことも多いのです。

それぞれが何から身を守っているのか

不安型は見捨てられることから身を守ろうとするので、近づくと安心し、距離ができると危険を感じます。回避型は飲み込まれることから身を守ろうとするので、近づくと危険を感じ、距離があると安心します。つまり、一方の安全のサインが、もう一方にとっては危険のサインになってしまうのです。

安心させるだけでは、長続きしない理由

安心させる言葉をかけると、不安型は一時的に落ち着きます。でも回避型にはさらなるプレッシャーに感じられ、いっそう距離を取らせることがあります。善意の安心の言葉が、止めたいはずの悪循環を、かえって早めてしまうこともあるのです。

パターンを抜け出すために本当に必要なこと

二人とも、自分の居心地の悪さに、あと少しだけ耐えてみること。不安型は、もう一度連絡する前に一呼吸置く。回避型は、引きこもらずにその場にとどまる。この小さな積み重ねが、一度きりの話し合いよりも、自動的に起こる刺激と反応の連鎖を断ち切ってくれます。

どちらの愛着スタイルも、それ自体は欠点ではありません。幼い頃の経験への適応です。この「罠」が指しているのは、この二つのタイプが繰り返しペアになったときに起こることです。複数の関係で同じ流れが続いているなら、名前をつけて見つめてみる価値があります。

全体の悪循環を理解することは役に立ちます。ただ、より難しく、より役に立つのは、自分がどちらの役を担いがちなのか、そして今の関係や直前の関係で、その循環が実際に動き出した瞬間はいつだったのかを見つめることです。 OLENRIで、その瞬間に名前をつける