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見捨てられ不安:その由来と、あらわれ方

見捨てられ不安は、目の前の相手のことではなく、どこか見覚えのある状況に反応する、昔の警報システムのようなものです。その仕組みをお伝えします。

見捨てられ不安とは、身近な人はいつか自分のもとを去ってしまうだろう、という消えない予感のことです。多くは幼いころ、喪失や一貫性のなさ、予測できない養育のなかで形づくられます。かつて実際に起きたことに備え続けるための仕組みで、今の関係にそうした兆しがなくても働き続けます。

小さなことにも大ごとのように反応してしまう理由

警報がいったんセットされると、はっきりした証拠を待ってはくれません。返信の遅れ、口調の変化、キャンセルされた予定が、本当に終わりを告げられたときと同じ強さの反応を引き起こすことがあります。不安が、目の前の事実だけでなく、過去のパターンに反応しているからです。

よく見られる、正反対の二つのあらわれ方

ひとつは、絶えず安心させてほしくなる、離れているのがつらいといった、しがみつくような形です。もうひとつは正反対で、先に相手を遠ざけたり、先に関係を終わらせたりする形です。去られるのではなく、自分のタイミングで離れることを選ぶのです。

パートナーの言葉による安心が長続きしにくい理由

「どこにも行かないよ」と言われると、その場では助けになります。ただ、その奥にある警報が収まるわけではありません。不安の核心は、この人が去るかどうかではなく、もし去られたとき自分は耐えられるのか、という点にあるからです。

不安が静まりはじめるのは、どんなとき?

安心させてもらうことよりも、今の関係が実際に見せてくれていることと、昔の不安が予測していることとの間のずれを、その場で気づくことのほうが、不安はやわらぎやすいものです。そして、誰かがそばにいてくれるかどうかだけに頼らない、自分自身の安定感を育てていくことも大切です。

もしこの不安が、大切にしたい関係を傷つける行動を繰り返し引き起こしていたり、特定の喪失や不安定な養育に結びついていたりするなら、愛着を専門とするセラピストと一緒に探ってみる価値があります。

ここでは、この不安がどこから来やすいのかを説明しました。ただ、なぜ今、この人に対して現れているのかは説明していません。その糸をたどるお手伝いを、OLENRIは、すべてを整理できていなくても始められるようにしています。 仕組みを見てみる →