創業者のバーンアウト

創業者のバーンアウト:「とにかく頑張る」が通用しなくなる理由と、本当に必要なこと

創業者のバーンアウトは、ふつうの疲れとは違います。アドレナリンが切れたあとも、アイデンティティを燃料に走り続けている状態です。会社員のバーンアウトとの違いと、回復に本当に必要なことを見ていきます。

創業者のバーンアウトは、外から見ると一般的なバーンアウト(疲れ果てた感覚、冷めた気持ち、落ちていく成果)とよく似ています。けれど、動かしているエンジンが違います。多くの会社員は、つらい職場から気持ちの上で距離を置くことができます。でも多くの創業者は、自分のアイデンティティと一体になった会社から、距離を置くことができません。

アイデンティティとの一体化が、すべてを変える理由

会社が「挑戦してよかった」という証でもあるとき、あらゆる挫折はビジネスだけでなく、自分自身への評価のように感じられます。「少し休めば」がなかなか通用しないのはそのためです。疲れは身体的なものにとどまらず、存在そのものに関わるものになっています。

ふつうのバーンアウト対策が、創業者には逆効果になりやすい理由

もっと任せる、働く時間を整える、休暇をとる。どれももっともな助言ですが、「自分が取りこぼしたものを、ほかの誰も拾ってくれない」と本気で信じているときには、はるかに難しくなります。創業者にとってこうした助言は、実践できないことへの罪悪感を、バーンアウトの上にさらに重ねてしまうことがよくあります。

「ほかに誰がやるのか」という罠

会社をまとめられるのは自分だけ。そう信じることは、創業初期には事実であることもありますが、本当のチームができたあとは、ほとんど当てはまらなくなります。それでも信念は現実より長く生き残り、創業者が役に立てる限界を越えて働き続けてしまう原因になります。

回復に本当に必要なこと

必要なのは休暇ではなく、「自分が二週間いなくなったらどうなるか」への本当の答えです。想定ではなく、あらかじめ試して確かめておくこと。必要になる前にその答えをつくっておいた創業者は、バーンアウトに試されてから慌てる創業者よりも、早く回復します。

創業者のバーンアウトは、本人だけでなく会社にとってのリスクでもあります。力が尽きた状態の創業者は、ただ疲れているだけでなく、判断の質も落ちるからです。早めに対処することは、個人だけでなく事業を守ることにもなります。

これまで難なくできていた判断に、疲れの影響が出始めているなら、OLENRIが、本当に急ぐべきことと、余裕がないせいで急ぎに感じているだけのことを切り分けるお手伝いをします。 OLENRIで整理する