解こうとしているのは問題ではなく、避けたい感情かもしれません
考えすぎには、独特の手触りがあります。選択肢が何なのかで迷っているわけではなく、同じ三つ、四つの考えを繰り返し再生してしまう。夜中の2時にも、シャワーの最中にも、ほかのことをしている途中にも。そのたびに「今度こそ答えが出るかも」と思うのに、たいていは出ません。足りないのは分析ではないからです。心の奥のどこかで、あなたは決断を先延ばしにしています。決断があいまいだからではなく、決めることで、まだ感じたくないものと向き合うことになるからです。
その感情は、たいていこんなことにつながっています
個々の決断の中身を取り除くと、堂々巡りの多くは、ほんのいくつかのことに行き着きます。自分の評価に響くような間違いをすること、誰かを失望させること、取り返しのつかないことをしてしまうこと。これらは、いくら比較を重ねても答えが出るものではありません。必要なのは、そのリスクを抱えて生きていけるかどうかを決めること。それは「どちらの選択肢がよいか」とは別の問いで、考え続けても片づくことはあまりありません。
もう一度メリット・デメリットを書き出しても、うまくいかない理由
リストは、足りないのは情報だという前提に立っています。けれど本当の問題が、向き合いたくなかった感情だとしたら、別の角度や新しい比較を足すことは、堂々巡りに材料を与えるだけです。同じ四つの考えが同じ順番で戻ってくるのはそのためです。それらは事実を待っていたのではなく、あなたが「確信を得てから動く」ことをやめるのを待っていたのです。
堂々巡りを終わらせてくれるもの
「この決断をすると、自分は仕事ができないと認めることになりそうで怖い」「あの人をがっかりさせる側になりたくない」。そんなふうに感情をありのままの言葉にすると、分析をもう一周するより効果があることが多いものです。動けなくしている本当の理由に触れられるからです。そのうえで、すでにある理由を添えて、決断を一文で一度だけ書き出してみてください。自分の考えを文字で読み返すと、同じことを繰り返していたと気づけることがよくあります。そう気づくと、今わかっていることだけで決めるのが「早すぎる」とは感じなくなります。ただ「これで十分」と思えてくるのです。
ほとんどすべての決断で、大きなことでも小さなことでもこうした堂々巡りが起こり、さらに動悸や胸の締めつけ、眠れないといった身体的な不安を伴う場合は、カウンセラーなどの専門家に相談してみてください。このガイドは日常的な決断の堂々巡りを扱うもので、不安に対するサポートの代わりになるものではありません。
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