考えすぎ

同じことをぐるぐる考えてしまう(反すう)を止める方法

反すうは振り返りとは違い、新しい発見のないまま同じ考えが回り続けること。なぜ起こるのか、何が断ち切るきっかけになるのかをお伝えします。

反すうが有益な振り返りと違うのは、同じ考えを繰り返すだけで、何も新しいものが生まれない点です。決断も、気づきも、区切りもなく、ただ同じ場面が再生され続けます。反すうが続いてしまうのは、考えれば考えるほど解決する、というタイプの問題ではないものを、心が解こうとしているからであることが多いのです。

反すうは問題解決のように感じられて、実はそうではありません

会話や失敗を頭の中で再生していると、何かを整理しているような、前に進んでいるような気がします。けれど10回目の再生が1回目と比べて何も新しい情報を含んでいないなら、それは分析ではありません。繰り返しを進歩と取り違えている、堂々巡りです。

考えが繰り返し続けてしまう理由

反すうは、未完了に思えること、理不尽に感じることのまわりで続きやすくなります。後味の悪いまま終わった会話や、取り消せない決断など。心は「未解決」を戻ってくる理由だと受け取り、戻っても何も変わらないのに、何度も立ち返ってしまうのです。

反すうしやすいのはどんな人?

反すうは、誰にでも同じように起こるわけではありません。特に、完璧主義の人、解決していないひとつの対立を繰り返し思い返している人、心配性の人や疲れ切った頑張り屋さんなど、すでに高い警戒状態で動いている人に多く見られます。共通しているのは考えの中身ではなく、「未完了」を危険と受け取りやすい心の状態です。そのため、頭の中で再生することが、実際以上に急ぎのことに感じられてしまいます。

反すうと本当の振り返りを見分ける簡単な方法

次の三つの問いが、二つを分けるヒントになります。今回の一巡で、何か新しい情報は得られたか。書き出したら、この先何かが変わるか。今ここでやめようと思えば、やめられるか。三つともノーなら、どれだけ有意義に感じられても、振り返りではなく反すうである可能性が高いでしょう。

反すうする考えが絶えず続く、眠れなくなる、あるいは不釣り合いに強い自責の念が中心になっている場合は、カウンセラーなどの専門家に相談してみてください。慢性的な反すうは、単なる考え方のクセではなく、不安やうつとも関連があるとされています。

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