手放すことは、愛するのをやめることとは違う理由
その人のことを本当に大切に思いながら、それでもその人を中心に選択を続けることが自分のためにならないと気づくことはできます。手放すとは、あなたの行動と意識の向け方の話であって、気持ちをすぐに切り替えなければならないという意味ではありません。
気づかないうちに、しがみついてしまう具体的な行動
SNSをチェックしたり、思い出の品を目につく場所に置いたり、「もしあのとき」を何度も思い返したり。そうした小さな繰り返しが、心の中で扉を開けたままにしています。手放すには、漠然と「前に進もう」と決めるだけでなく、こうした具体的な習慣に気づいて、そっと中断していくことが必要です。
いちばんつらいのは、記憶よりも「希望」であることが多い理由
手放しにくいのは、過去そのものではなく、その人との特定の未来への希望であることが少なくありません。思い描いていた未来を悼むことは、実際に起きたことを悼むこととは別の、より難しい作業になることが多いのです。
本当の意味で距離をつくるもの
これまでその人に向けていた時間と心のエネルギーを、今あなたの手の届く人や活動、日々の習慣に向け直すこと。ただ「考えないようにする」よりも、そのほうが早く、確かな距離を生み出します。
ここでお伝えしているのは感情のプロセスであり、決まったスケジュールではありません。お子さんがいる場合、共有している責任がある場合、連絡が続く場合などは、完全に距離を置くことが現実的に難しいこともあります。あなたの状況で手放すことが具体的にどういうことなのかは、セラピストと一緒に考えることもできます。
手放すために何が必要かを理解することは、ひとつのステップです。そして、あなたが今も静かに抱えている具体的な希望に気づくことが、より難しく、より役に立つ作業です。 OLENRIで、抱え続けているものに名前をつける