具体的に、何が変わるのか
昔からの恐れが完全に消えるわけではありません。変わるのは、それが運転席に座らなくなるということです。安定を獲得した人も、昔ながらの不安や回避への引っ張られる感覚には気づきます。けれども、それに気づいて、自動操縦で動くのではなく、別の反応を選べるようになります。
安定したパートナーが果たせる役割と、その限界
安定した愛着を持つ人と一緒にいることで、違う関わり方のお手本に触れ、新しい反応を試すのに十分な安心感を得られることがあります。ただ、近くにいるだけで治るわけではありません。安定していない側のパートナーも、並行して内面の取り組みをする必要があります。
こうした話にカウンセリングがよく登場する理由
つらかったり一貫性がなかったりした幼少期の歴史を理解し、はっきり語れるようになるほど整理すること。これは、獲得された安心感のもっとも一貫した予測因子のひとつです。まさに、カウンセリングが得意とする整理のプロセスです。
獲得された安心感とは「ならないこと」
不安や回避の衝動を二度と感じなくなる、ということではありません。自己理解と、不快さに耐える力が十分に育ち、その衝動が自動的に関係を動かさなくなる、ということです。
これは、すでに安定していない自分を責めたり、不安定さを変えられない自分の一部として扱ったりするためのものではありません。研究によれば、地道な努力や、練習できる良い関係性があれば、意味のある変化は決してまれではなく、よくあることだとされています。
変われるということを大づかみに理解するのは、はじめの一歩です。次に同じ反応が出てきたとき、断ち切りたい「ひとつの具体的な反応」を言葉にしてみることは、より難しく、より役に立つことです。 OLENRIでその反応を言葉にする