ひとつの手口よりも、パターンが大切です
罪悪感をあおる、約束の基準をずらす、過去の会話を都合よく記憶している。こうしたことは、一度きりなら悪気なく起こることもあります。けれど心理的な操作とは、それらを繰り返し一貫して使い、結果をいつも特定の方向、つまりその人にとって都合のよい方向へ導くことです。
大きな一手ではなく、小さな段階で進んでいくのはなぜか
心理的な操作は、はっきりおかしいと思えるようなことから始まることはほとんどありません。最初は、無理のない範囲に思えるほど小さなところから始まります。小さな一歩がうまくいくたび、次のもう少し大きな一歩が受け入れやすくなっていきます。だからこそ、渦中にいると早い段階では気づきにくいのです。
言葉よりも当てになるサインは「感覚」
その場では言葉がどんなにもっともらしく聞こえても、特定の会話のあとに、混乱や罪悪感、どこかバランスを崩したような感覚が何度も残るなら、それは個々の主張を分析するよりも、確かなサインであることが多いものです。
疑いを感じたとき、実際に役立つこと
実際に交わされた言葉と、そのときの自分の気持ちを、できるだけ起きた直後に書きとめておきましょう。あとから照らし合わせる材料になります。心理的な操作は、やり取りについての記憶が自分のものだけであり、そのため書き換えられてしまう、ということに一部支えられているからです。
ここでご紹介しているのは注意して見ておきたい手口であり、特定の誰かの意図を診断するものではありません。なかには、無意識のうちに起こっていることもあります。注目したいのは、ひとつの出来事ではなく、さまざまな場面にわたって続くパターンです。
心理的な操作を一般論として理解するのは、まだその渦中にいる自分自身の会話の中で気づくよりも、ずっと簡単です。その難しいほうこそが、より意味のある取り組みであり、OLENRIは、少し距離を置いてそれを見つめられるように作られています。 仕組みを見る →