関係の最中より、終わったあとのほうがつらく感じることがある理由
相手の機嫌をうかがい続ける日々が終わると、先送りにしていた悲しみや混乱、自己不信が一気に押し寄せてくることがよくあります。離れた直後に状況が悪化したように感じられますが、実際には、たまっていたものがようやく処理されているところなのです。
自分の認識を信じる力に残る、特有のダメージ
記憶や気持ち、出来事の捉え方が間違っていると、たとえさりげなくでも繰り返し言われ続けると、自分の判断への疑いが、関係が終わったあとも残ります。これは、立て直すのがいちばん難しいことの一つです。
関係を悼むことと、幻想を悼むことは別のもの
回復に時間がかかる理由の一つは、相手その人だけでなく、最初のころに信じていた「その人の姿」も失うからです。この二つは別々の喪失で、後者を飛ばそうとすると、たいてい長く立ち止まってしまいます。
回復に実際に必要になりがちなもの
セラピストやサポートグループ、あるいは自分の認識を確かに肯定してくれる一人の存在など、外からの一貫した裏づけがあると、一人で理屈をこねて自信を取り戻そうとするよりも、判断への信頼は早く育ちやすいものです。
ここで紹介しているのは回復のプロセスであり、手早く済ませられる枠組みではありません。自己愛的な虐待からの回復は本当に大変で、一般的な恋愛・夫婦カウンセリングだけでなく、支配的な関係や自己愛的な虐待を専門に扱うセラピストのサポートが大きな助けになることが多くあります。
何があったのかを大まかに言葉にするところから、多くの人は始めます。次の、より難しい一歩は、疑うよう言われ続けてきた「自分が覚えているままの出来事」を、実際に声に出して言うこと。それに反論してこない場所で行うと、少し楽になります。 OLENRIで、覚えているままを言葉にする