手の届かない人を追いかけてしまう

手の届かない人を追いかけるのをやめるには

気持ちの面でも物理的にも、手の届かない相手に惹かれてしまうのは、たいてい偶然ではありません。完全には手に入らない人を求めるほうが、安全に感じられることがあるのです。その背景を見ていきましょう。

気持ちが遠い人、すでに誰かとつながっている人、態度が安定しない人、そもそも関心のない人。そんな相手ばかり追いかけてしまうのは不運のように思えますが、実は「同じだけ想われる怖さ」より「手に入らない人を求める安全さ」を選んでいるパターンであることが少なくありません。追いかけること自体が関係になり、最初から何も本気で差し出していないので、本当に拒まれるリスクも小さくなります。

相手が「手に入る人」だと物足りなく感じるのはなぜ?

誠実に向き合ってくれる人が相手だと、追いかけるスリルも、先の読めなさも、振り向かせるという目標もなくなります。不安のなかで追い求めるものがないぶん、平坦で退屈に感じられてしまうことがあるのです。

叶わない目標のなかにある安心感

手の届かない人を求めていれば、関係はずっと「もしも」のままでいられます。それは、本当に見てもらい、選んでもらったうえで、それでも「足りない」と思われるかもしれない、というもっと怖い可能性から守ってくれるのです。

特定の関係にさかのぼることも

親や初期の恋愛など、気まぐれな関心を得ようと懸命に頑張った経験があると、「愛は努力して勝ち取るもの」であって「ただ差し出されるもの」ではない、という思い込みが根づくことがあります。

追いかける流れを止めるきっかけ

惹かれる気持ちが急に高まる瞬間、たいていは相手が少し遠ざかったときに気づいてみましょう。そして、その高まりを「この人は特別に追う価値がある」という証拠ではなく、自分のパターンを知る手がかりとして受け取ります。

このパターンは、意志の力だけよりも、気づきと練習によってゆるんでいくものです。手の届く人を無理に好きになろうとするより、まずは「引き寄せられている」と気づき、すぐには動かずにいることのほうが、現実的な第一歩になります。

全体のパターンを知ることは助けになります。ただ、いちばん見てみたいのは、最近追いかけた相手に気持ちが高まった瞬間のこと。その直前に何があったのかを言葉にしてみることです。難しいですが、きっと意味のある作業になります。 その瞬間を、OLENRIで言葉にする