キャリアチェンジ

キャリアチェンジすべき?

進む方向を変える前に、自分が何から離れたいのかを、はっきり知っておく価値があります。

キャリアチェンジしたいという思いは、たいてい決断になる前に、ある感覚として始まります。気持ちの平坦さ、くすぶる不満、日曜の夜の憂うつ。ただ、その感覚はキャリアそのものから来ることもあれば、いまの職場や会社、人生の時期から来ていることもあります。キャリアチェンジで解決できるのは、前者だけです。

「この仕事」と「この業界ぜんぶ」を切り分ける

キャリアが間違っていると決めつける前に、同じ業界のまま会社やチーム、役割を変えたらどうなるかを考えてみましょう。その想像で心から楽になるなら、キャリア自体は悪くなく、いまのこの形が合っていないだけかもしれません。キャリアチェンジは時間もアイデンティティも大きく消耗します。まずは負担の小さい解決策から確かめる価値があります。

逃れたいものだけでなく、惜しいものにも目を向ける

いまのキャリアの問題点を挙げるのは簡単です。それより、離れたら何を失うのかを考えるほうが多くのことがわかります。積み上げた力、人とのつながり、いまも手応えを感じる仕事の部分。その答えが少ない、あるいは何もないなら、それは大切な情報です。思ったより多いなら、離れたい気持ちは、ミスマッチではなく燃え尽きから来ているのかもしれません。

決める前に、新しい道を試してみる

新しいキャリアは、想像のなかではほとんど何よりも魅力的に見えます。想像は、地味な8割の部分を飛ばしてしまうからです。切り替える前に、講座や副業、実際に働いている人との会話などで、新しい分野を小さく体験しておきましょう。華やかなイメージだけでなく、地味な部分に触れても魅力が残るかどうかを確かめてください。

変えるコストと、とどまるコストを比べる

キャリアチェンジは多くの場合、収入減や役職の後退、何年もの巻き返しを伴います。それは想像ではなく現実のコストです。一方、少しずつ心身をすり減らすキャリアにとどまることにも、静かで見えにくいコストがあります。正解は「コストがゼロの道」ではなく、今月をしのぐだけでなく、何年も続けて受け入れられるコストを選ぶことです。

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