空虚感は「何もない」のではなく「マヒ」であることが多い
心の中に何も起きていない、ということはほとんどありません。むしろ、いくつもの感情が同時に起きていて、まとめてミュートされていることが多いのです。一つひとつの音を聞き分けるより、全部の音量を下げてしまうほうが楽だからです。
この「平らになる」状態を引き起こしやすいもの
長く続いたストレス、整理できていない喪失、行き場のないまま続いた失望のあとに起こりがちです。あまりに多くのことを長く抱え続けると、心は感じきるより先に、何も感じ取らないようにして対応することがあります。
「感情を感じてみて」が、ここでは助けにならない理由
空虚感は、もっと頑張って感じようとしても解決しません。すでに限界まで負荷がかかっているのは、まさにそこだからです。助けになりやすいのは、今すぐ何かを感じなければというプレッシャーを下げ、負担の少ない小さな体験を少しずつ取り入れていくことです。
感じる力が戻ってくるとき
いきなり全部が戻るのではなく、ふとした苛立ちや、突然こみ上げる悲しみの波など、まだらに戻ってくることが多いです。そうした揺れは、新しい問題が起きたしるしではなく、マヒがゆるみ始めているサインです。
空虚感が数週間続く、ほとんどのことに興味が持てない、あるいは「もう生きていたくない」という考えが浮かぶ場合は、ぜひ専門家に直接ご相談ください。感情の飽和だけでなく、うつ状態のサインであることもあります。
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